
「あれ、私の声、こんなに老けてた……?」
留守電を聞き返したとき。
Zoomで自分の声が録音されていたとき。
ドキッとしたこと、ありませんか?
鏡を見れば見た目の変化には気づけます。
でも「声の老化」って、自分ではなかなか気づけない。
だからこそ、ふとした瞬間に気づいてしまうと、けっこうショックが大きいんですよね。
で、こういうとき、まず思いつくのが
「ボイトレに通おうかな」
「喉の筋トレをしよう」
ですよね。
実は、これが逆効果になることがあるんです。
「お腹から声を出して!」の大きな誤解
「お腹から声を出しなさい」って、一度は言われたことがあると思います。
で、多くの人が「お腹にグッと力を入れて声を出すこと」だと思っている。
これ、正反対なんです。
お腹にグッと力を入れると、呼吸の要である横隔膜が硬くなります。
すると、連動して肋骨も背骨もガチガチに固まる。
体全体が「共鳴する空間」を失ってしまうんです。
太鼓を想像してみてください。
皮がガチガチに張り詰めていたら、いい音は鳴りませんよね。
逆にたるみすぎても、ボフッと締まりのない音になる。
程よく緩んでいるから、響く。
私たちの体もまったく同じ。
声が老けて聞こえる原因は、喉が弱ったからじゃなくて、体の「響く空間」がカチカチに固まっているからだったんです。
犯人は「みぞおちの緊張」
では、どこが一番固まっているのか?
答えは、みぞおちです。
みぞおちは、横隔膜のちょうど真上にある場所。
ここが緊張していると、横隔膜が動けなくなり、肋骨もロックされて、体全体がスピーカーとして機能しなくなります。
そして、50代の女性が日常的にみぞおちを固めてしまう原因は、実はたくさんあるんです。
– 「ちゃんとしなきゃ」と気を張っている時間が長い
・人前で緊張する場面が多い(仕事、PTA、介護の相談・・)
・無意識に「いい人」でいようとして、顔も体もこわばっている
つまり、声が老けたんじゃなくて、日々の緊張がみぞおちに蓄積して、体の「響き」を奪っていたということ。
声の問題に見えて、実は「力みすぎ」の問題だったんですよね。
やることは、たった10秒。2つだけ
じゃあ、どうすればいいのか。
喉を鍛えるんじゃありません。
みぞおちの緊張を、指先でほぐすだけ。
やり方はびっくりするほどシンプルです。
正座して両手の指先でみぞおちをグッと押しながら、息を吐きながら指に体重を軽くかけながら前に体を倒す
吐ききったら指の力をゆるめて、自然に吸って、もう一度グッと押しながら「ふぅ〜〜〜」。
3回やってみてください。
指先で押すと、みぞおちがどれだけカチカチだったか一発で分かります。
押しながら息を吐くことで、奥の横隔膜までじわっとゆるむ。この「グッ+ふぅ〜」がセットです。
これで肋骨まわりの「響く空間」がゆるんで、声の通り道が開きます。
──以上。これだけです。
まとめ
・「老け声」の原因は、喉が弱ったからじゃなく、体の「響く空間」が緊張で固まっていたから
・犯人は「みぞおちの力み」。日々の緊張が蓄積して、体全体の共鳴を奪っている
・ボイトレで喉を鍛えるのではなく、みぞおちを緩めるだけで声は変わる
・やることはたった10秒。指先でみぞおちをグッと押しながら息を吐く
声は、あなたの人生そのものです。
何十年も頑張り続けてきた体に、ちょっとだけ「ゆるんでいいよ」と許可を出すだけ。
それだけで、あなたの声は、あなたが思っている以上に美しく響きますよ。
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